東京新人公演観てきました!

われらがみっしょんは源氏の頭領である「夕霧」役。
開幕と同時に花道から入場してくる堂々たる姿!
大劇場の時と比べて、さらに深く重厚に夕霧を演じて
いたと思います。
 
特に第五場、舞台中央で歩く場面では、自らの人生を
振り返るように、一歩一歩足取りを確かめ、踏みしめ
る足の運びに進化していました。感心しました。
 
声のトーンも貫禄があり、完全に二ノ宮を圧倒してい
ましたね。第十一場で薫の報告を聞いた直後の表情も、
力強さを感じました。当初の目算が狂ったとしても、
自分が源氏を支えなければならないという責任感と、
必ず何とかしてみせるという確信がこもっていて、第
一場、五場とつながる一貫した演技になっていたと思
います。
 
俳優・美翔かずきではなく、右大臣・夕霧がそこにい
るというオーラになっていました。
 
29日は待望の本公演観に行きます。楽しみです。