メリーウェザー夫人 その2

それでは感想の続きを…
二幕は南北戦争敗戦後なので、輪っかのドレスではなくなりますが、みっしょんが体型作りをされたというキュッと絞られたウェストが、美しいシルエットとなって際立つ紫色のドレスで登場です。
この紫色のドレスをお召しになっていることが多いのですが、もう一着えんじ色のドレスを着ている場面もあって、実に4着着替えられているようですね。ファンには堪らない嬉しい姿です。
そして二幕の見所のひとつは歌!「スカーレットあなたは身勝手すぎる〜」を歌い出すみっしょん!「聞くもの〜ですかあの人が〜」のソロを歌うみっしょん!!
男役では確か「アルジェの男」のセルジュ役で霧矢さん、秘書官仲間と銀橋に出て「下町の女は情がある〜」と歌った場面が印象的ですが、女役の歌声も聞けるとは。艶のある歌声をたっぷり堪能できました。

そしてそして、風共のご夫人方といえば「お聞きになった?!」の場面!気高く生きる南部の名士夫人も、噂話は大好き!コロコロ変わる表情とコミカルな動きから目が離せませんでした。

一転メラニーの為に祈る場面の表情からはメリーウェザー夫人の内面を感じることができ、思わず涙…でした。

さて、みっしょんといえばバチ〜ッと音が聞こえてくるようなウィンク!なのですが、今回はさすがに封印のようですね。フィナーレ幕が下りるまでメリーウェザー夫人として生きているので、高貴なお手振り、でした。
ウィンクは次の大劇場公演まで楽しみにとっておきます。