ペペさんの日記

「僕は一生宝塚に行くことは無いだろうと思っていた」ペペさんも
mixiに日記を書いてくださいませいた。

                                                                            1. +

宝塚歌劇団の美翔かずきさんの知人からお誘いを受けて、月組公演に
日比谷まで出かける。

MAHOROBAという舞踏は、なんと古事記をモチーフにしており、三
浦佑之の口語訳を入手したばかりの僕にとってタイムリーな内容だっ
た。古事記は絶対こういうページェントに向いていると思っていたの
だが、スピード感ある群舞で表現されると一層際立つ。オトタチバナ
がヤマトタケルの為に海神の生贄として船から身を投げるシーンなど
は、不覚にも落涙しそうになる。

「マジシャンの憂鬱」はサスペンスタッチのラブコメディで、歌劇団
というだけあって当たり前だが“ミュージカル”だった。そのことが意
外であり、歌の上手さに驚いてしまう。畳み掛けるようにソロ、オブ
リガード、コーラスと重厚さを増してゆくのを聴くだけでもちょっと
興奮する。最後の赤レオタードに赤タキシードを纏った素晴らしいス
タイルの下級生ラインダンスは、膝頭フェチにとって脳髄蘇生超爆裂
波となって襲いかかる。うおー！恐るべし宝塚！

これから一層輝くことになる美翔かずきさん然り、美しいということ
はそれだけで素晴らしい。

                                                                            1. +

観る視点が一人ひとり違うところが面白いですね。
ペペさんありがとうございました。